人間は肩がこる生き物である。(比喩ではなく、本当に肩がこる。)
それが辛かったり、時には生活に支障をきたす。
これを解消するために、いろいろなソリューションがこの世界に生まれた。
それでもいまだに人間が人間の肩のこりをほぐすという手段が有力とされている。
肩たたきやマッサージだ。
しかし、ここにひとつ大きな問題がある。
人間Aが人間Bの肩のこりをほぐすと、
人間Aも疲労により肩がこってしまう、という恐ろしい伝播が起こるのだ。
これを熱力学の第一法則(保存則) と言う。
さらに恐ろしいことに、
実際には必ずロスが発生しており、
人間Aのがんばりは、人間Bにたいしておよそ30%しか効力を発揮しない。
残りの70%を使用できるのは北斗神拳だけなのである。
これを熱力学の第二法則という。
これは、肩のこりをほぐそうと努力をすればするほど、
宇宙全体の肩こりの絶対量はますます増加してしまうということに他ならない。
人類が肩こりと戦っても勝ち目はない、報われる日は来ないのだ 。
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